未来を生きる子供たちへ 『星の王子さま』の読み方 序

 

『星の王子さま』を書いたサン・テグジュペリはフランスの作家。

思春期に第一次世界大戦を経験し、

第二次世界大戦中の1944年7月、飛行機乗りとして自ら志願した任務の中で

帰らぬ人となった。

第二次世界大戦中の欧州といえば、あのヒトラーのいた時代。

サン・テグジュペリの別の作品、『戦う操縦士』は

ヒトラーの『我が闘争』に反する想いから書かれたものといわれ、

『星の王子さま』冒頭、

「レオン・ウェルトに」とあるレオン・ウェルトとは

サン・テグジュペリの友人であり、ナチスから迫害を受けたユダヤ人である以上、

同様のメッセージが込められているように思う。

 

これから、岩波書店版『星の王子さま』(訳 内藤濯)をもとに、大きくなって、きっとこれを読んでくれるであろう未来の子供たちに向けて、僕なりの想いをそえていこうと思います。拙い文章ですがよろしければあなたもお付き合いください。

 

星の王子さま

未来を生きる子供たちへ 『星の王子さま』の読み方 2

星の王子さま

未来を生きる子供たちへ 『星の王子さま』の読み方 1