自転車で沖縄一周 2005 7日目

沖縄にある世界遺産を自転車で巡る、かかった日数8日(台風による足止めアリ)、距離にして約300キロの旅。

 

強い日差しを避ける為、朝まだ太陽がでないうちに出発。まだ暑さもマシなうちに出来るだけ距離を稼ぐ。


今日の目的地は沖縄本島最北端の辺戸岬。
そこから南に下がって、今帰仁城まで行くつもり。まずは辺戸岬だ。

 

 

登り坂は自転車をおりて、ひたすらに押して歩き、下り坂は自転車に乗って勢いよく下る。それを繰り返してるうちに、太陽が昇り始めた。

 

沖縄安田

 

この画像、撮ったのはたしか安田(あだ)付近。安田のすぐ近くに伊部(いぶ)集落もあり、
「アダとイブ」
安田と伊部、それぞれの集落の売店で売っている、オリジナルTシャツを購入することで
元祖中の元祖、カップルTシャツが出来上がるのだとか ヽ( ´ー`)ノ

 

蝶

 

山の木々がつくってくれた日陰は、真夏とはいえ朝だからか、ひんやり気持ちいい。その日陰をたくさんの蝶が飛んでる。

坂道を下ると、次の集落にたどり着いた。

 

沖縄楚洲

 

楚洲(そす)集落。もう人が起きててもおかしくない時間だったが、人を一人も見かけなかった。

 

沖縄楚洲

 

沖縄楚洲

 

写真を撮るだけとって、すぐに出発。またすぐに登り坂が始まる。海沿いの道を走り続ける。

 

沖縄伊江の浜

 

撮影場所はたしか伊江の浜付近だったかな。来た道を振り返ると、さっきの風車が、遥かムコウに小さく見える。

そのまましばらく進むと、長い下り坂のあと、ひとつの集落にたどり着いた。

奥集落。その名の通り、沖縄本島の奥に存在するかららしい。

次の目的地、辺戸岬まではまだ距離があるようなので、ここで一休み。

おそらくこの集落の人が、日用雑貨から食品まですべてここで買うであろうお店の、備え付けのベンチで身体を休めてると、お店にテクテク歩いてきたおじいちゃんがにっこり挨拶をしてくれた。

「おはよう」って。

「おはようございます」すかさず返した。

田舎にはまだ全く知らない人にも挨拶をする風習がある。僕の地元も僕が子供の頃はそうだったが、さすがに今は知らない人に挨拶はしないようになっている。

 



 

奥を出発すると、案の定上り坂。さっきひたすら下ったぶん、ひたすら上り坂が続く。

自転車を押して歩きながら、左手に見える崖の下を覗き込む。かなり高い。

崖の下に気を取られてると、坂の上から人の気配が。

短パンに半袖Tシャツのおっちゃんが走ってくる。年のころ50過ぎ。白髪まじり。だが肌は健康的に真っ黒で、頑健そうな身体つき。

「暑いね~」

首に巻いたタオルで汗をフキフキ、おっちゃんが挨拶してくれる。

「暑いですね~」と僕。

スタスタ、スタスタ。

おっちゃんの走る後ろ姿を見送る。。。

・・・・・。

(どっから走ってきたんだ?)

坂の上を見る。

まだまだ登る山道が続きそう。家なんかとうぶん有りそにない。
タヌキか?狸オヤジって言うし。

 

辺戸岬

 

辺戸岬

 

やっとたどり着いた。沖縄本島最北端【辺戸(へど)岬】(Wikiに飛びます)。
奥の上り坂をひたすらのぼって、ひたすらながぁーい下り坂をくだった所。

 

辺戸岬

 

ん?そういえば、結局あのランニングしてたおっちゃんは、今の峠を走って越えたのか!?
おそるべし狸オヤジ (*´ -`)

 

辺戸岬

 

北の果てだけあって、人は少ない。
お次は、今帰仁城(なきじんじょう)。今帰仁城に行く前に、今日の宿「民宿まるや」を目指す。

 

 

辺戸岬を過ぎると、予想どおり平坦な道で走りやすい。

 

沖縄58号線

 

山を越えることもなく、ちゃんとトンネルが掘ってある☆

58号線で名護市まで行き、仲尾次交差点で505号線に入るまで、休憩以外は、自転車を降りるようなことはなかった。たしか、この日がこの旅で、一番長い距離を走ったんじゃないかな。

本部半島、505号線に入ると、やや坂が増えた。
今日の宿に到着。「民宿まるや」は素泊まり3000円。

まだ時間があるので、荷物だけ置いて同じ本部半島にある【今帰仁城】(公式サイトに飛びます)へ。

 

今帰仁城

 

 

今帰仁城

 

入場料400円。なんか万里の長城ぽかったな。

 

今帰仁城

 

言うまでもなく、すごい坂の上にありました (*´ -`)