不動金縛りの術のかけ方

 

 

松山主水(まつやまもんど)は江戸初期の剣術家。二階堂平法という流派を起こす。この流派には「心の一方」という秘術があり、対する相手を瞬間的に金縛り状態にさせた、という。

僕も一度だけ、自分に金縛りの術をかけたことがあります。今回はその出来事について語りたいと思います。

あれは僕が20代の頃。

夜、就寝前。

どうも鼻毛が気になったので、ベッドの上で毛抜きと手鏡を手に、鼻毛と悪戦苦闘。

どうして鼻毛を抜くと、涙が出るのでしょう。関係ない話ですが。 ヽ( ´ー`)ノ

鼻毛を抜いて満足した僕は横になり、そのままウトウト眠りの中へ。

何時間経ったでしょうか。

ふと、

横になったまま目が覚めたその時、顔の横に置いたままだった手鏡に映る自分の目と、目が合ってしまい、その瞬間に、身体が固まり動けなくなってしまったのです。
目と目というより、瞳孔と瞳孔がピッタリ合ってしまった?感覚。それに合わせて「ゴォー」という音。おそらく眼筋の収縮音でしょうか?

鏡の中の、ピッタリ合ったままで動かない自分の瞳孔が、大きくなっていくような、小さくなっていったような、その感覚は思い出せないですが、この状態は、ゴォーという音が消えるのと同時に数秒で解けました。なんだったのでしょう。

以上、僕の体験した不動金縛りの術です。

この金縛りの術を体験してみたい方は、自己責任のもと、就寝前、ベッドの上、手鏡を隣に用意し、

まずは鼻毛を抜くところから、ぜひ☆ ヽ( ´ー`)ノ