沖縄にある世界遺産を自転車で巡る、かかった日数8日(台風による足止めアリ)、距離にして約300キロの旅。
朝起きて、ホテル南海のテレビで台風情報を観る。外は風は強いけど、雨は降ってない。でも昼から夜にかけて、豪雨強風に注意らしい。
迷う。迷いながら下の階に降り、朝食をいただく。沖縄料理ではなく、内地の宿泊所でも出そうな朝食。でもおいしかった☆ここのおばあちゃんが作ったみたいで、おばあちゃんがご飯をよそって運んできてくれた。
あんたが外にとめてある自転車で来たひと?って聞かれる。台風はやっぱ沖縄本島は直撃しないものの、危ないのにかわりはないらしい。おじいちゃんも現れて、今日出かけるのはやめたほうがいい、ってすすめる。
部屋に戻りテレビを見つめたまま考える。。。
とりあえずもう一泊しよう!急ぐ旅じゃないし。けど【喜屋武岬】(Wikiに飛びます)には、今日出かけておくコトに決めた。
喜屋武(きゃん)岬
民宿を出た瞬間、出かけたのを後悔した。強い風。自転車が重い重い。でも太陽が少し顔をだしている。
「喜屋武岬へ」の看板を辿って、331号線をはずれ海に近づく。近づくにつれ、海からの直接の風が吹きつける。
なんじゃこりゃ。。。
後から同じ喜屋武岬へ向かうらしい車が、僕を悠々と追い抜く。沖縄のひとの足は、ほとんどが車かタクシーらしい。特に夏は強い日差しのため、歩いたり自転車は使わないと、あとで耳にした。
喜屋武岬には辺鄙なトコのわりに人が何人か居た。
カメラをかまえる。風で手が叩き落とされそうになる。
あの戦いでは逃げ場を失った人々が、ここの絶壁から身を投げたという。。。
石敢當(いしがんとう)
喜屋武岬の帰り道は追い風で、自転車こがなくてもいいくらいだった。
苦労した後には、いいことあるね☆ (*´ -`)
途中、『石敢當』の石版を見つける。
沖縄ではいっぱい見かけた。普通の表札みたいな感じ。大きさも。けど門柱の下のあたりにも貼り付けてあったり、写真のように大きな石版もあったり。その家の表札も近くにあるもんで、これは人の名前ではないな、と。島さんに会ったら、聞こう聞こうと思ってて、忘れちゃって。家に帰ってネットで調べてみた。
石敢當(Wikiに飛びます)
そかぁ。そうだったんだなぁ。魔よけの意味らしい。今夜はすっきり眠れそう★