僕が乗っている電動自転車はYAMAHAのスポーツタイプですが、
特に今のような寒い冬に、登り坂をこの自転車で走ったりすると、
電動のアシストが急に効かなくなり、
残っていたバッテリーの電池量の表示も、
みるみると減っていき、ゼロになる、、、
という現象が発生しやすくなります。
これは放電ブレーカーという機能のひとつらしく、
バッテリーの故障ではないようです。
Panasonicの電動自転車のサイトによると、
放電ブレーカーとは、
『バッテリーに組み込まれた保護回路です。主に自転車のエラー等により異常な電流が流れて、バッテリーを破損させないよう、バッテリー保護します。 充電器に載せ、少しでも充電が始まると解除されます』
と書かれています。
僕のYAMAHAのバッテリーも、
放電ブレーカーが作動し使えなくなっても、
ほんの一瞬でも一度充電器に乗せ電流がバッテリーに流れると、
落ちた時点のバッテリー残量まで復活します。
ただ通勤途中でこの現象が起きると、充電器にセットできるわけもなく、
(この後の登り坂をどうしてくれよう。。。)
と、ただただテンションが下がるだけなわけで。
僕が10年以上前に乗っていた電動自転車はPanasonic製で、
その時はこういった現象は起きなかったような。。。
ただPanasonicのサイトに放電ブレーカーのことが書いてあるということは、
YAMAHAだけの現象ではなく、どのメーカーのバッテリーでも起こる現象なんだろうな。
この現象、どうにかできないものかと、
自分でいろいろ試したこと、自転車屋さんに聞いてみたことをまとめてみました。
自転車屋さんが教えてくれた、放電ブレーカーが働いてしまう時の対処法
自転車屋さんに言われたことは、
「面倒でも電動自転車使用後は常にバッテリーを取り外し、
家の中で保管することでバッテリーの冷えを防ぎ、過電流になりにくくなる」
とのこと。
これは直接YAMAHAのカスタマーセンターに問い合わせた時も言われました。
家の中で常に保管することは、バッテリーの劣化も防いでくれるそうです。
後は、バッテリーが古くなってくると、どうしても起きやすくなる現象なので、
バッテリーを買い替えるか、二個持ちするか、しかないそうです。
に、二個持ちて。。。
あんな重いバッテリー。。。
個人的に試した対処法
僕の電動自転車歴は約15年になりますので、
個人的にいろいろ試したことも役立つかどうかはわかりませんが、一応記しておきます。
まず、当たり前の話ですが、バッテリーが古くなってくると、もう何をやってもダメでした。
寒くなくても落ちる。
常に家の中にて保管しても落ちる。
ゆるい坂でも落ちる。
でこぼこ道で落ちる。
ヽ( ´ー`)ノ
でもこの極限状態だからこそ見えてきたコトも当然あるわけで。
下に記すことは比較的新しいバッテリーなのに、
落ちて困る方向けの対処法になります。
古いバッテリーの方は、買い替えるか、
我慢してそれでも使いきる!のいずれかにしましょう☆
僕の試した対処法
当たり前といえば当たり前ですが、過電流にならない為にはできるだけ負荷を軽くすればいい訳で、
①ギアを軽くする
②タイヤの空気圧を常に気をつける
③重いものを持って自転車に乗らない
④登り坂の途中でペダルを漕ぐのを止めない
です。
①については言わずもがな、ですが、
②のタイヤの空気圧を常に気をつけておくと、バッテリーの減り方にも大きく差が出てきます。
③の重いものを持たない、に関して、
これは妻の電動自転車で起きた現象ですが、
いくら新品のバッテリーでも、子供を二人乗せて急な登り坂を登れば、
放電ブレーカーは作動してしまうようです。
④については、登り坂の途中にて漕ぐのを一旦止めてしまうと、
再び漕ぎ出した時に、登り坂の途中ではかなりの負荷となってしまうからです。
僕はこれで何度も落ちてます。。。
あわせて、やはり、
面倒でも帰宅時には常にバッテーリーを家に持ち入れ、
常時満タンにしておく(残量が少ない程、落ちやすいからです)。
これが一番、落ちを防ぎます。
常に満タンにしておくのは、あくまでも僕の経験上ですが、
何故か残量が少ないほど落ちやすいからです。
まとめ
以上、放電ブレーカーが作動してしまう場合の対処法について、
いろいろと書いてきましたが、ネットで調べている時に、
この放電ブレーカーによる現象ではなく、
バッテリー内のプログラムによる制御で落ちてしまうバッテリーもある、
との記事を見つけました。
『2008年~2012年に製造されたYAMAHA製電動自転車搭載のバッテリーには、一定の使用期間などに達した際、劣化が想定される為に、安全対策の一環として「バッテリーを使用出来なくするプログラム」を採用しています』
とのこと。
それって、結局、放電ブレーカーのことなのかな。。。
放電ブレーカーが働くプログラムのレベルを、
あまりに高く設定しすぎてたので、この期間、YAMAHAで製造されたバッテリーは、
ちょっとした電流でもブレーカーが作動してしまっていた、ということでしょうか。
おそらく正常な新品のバッテリーも、
このプログラムの働きによって放電ブレーカーが作動しているものと思われます。
この冬、僕のバッテリーは坂道にて、既に二度落ちています。
子供が冬休みに入ってからは、妻が電動自転車を使うこともないので、
妻の新品のバッテリーを借りて通勤してますので、一度も落ちることはなく快調に走ってますが。
早くあったかい春になるといいなぁ。。。